ヘリックス・ブリッジ

  • 世界初の二重らせん構造の橋
  • 従来の箱型桁橋に比べ、鋼材の量は5分の1
  • アラップ独自の3Dソフトウェアによる設計

シンガポールのマリーナ・ベイのランドマークである歩行者専用の橋、ヘリックス・ブリッジは、DNAの幾何学構造から着想を得ており、ステンレス鋼材の二重らせんで覆われています。一見この橋は大きな荷重に耐えないかのようにみえますが、アラップはカーブを描くDNA分子特有の耐力から発想を得て、2本の繊細ならせん構造を、ひとつのチューブ状トラス構造として設計しました。

「この橋はまさに、エンジニアリングの真骨頂といえます。構造が非常に繊細で複雑でありながら、一度に 1万人以上が歩いても大丈夫です。らせん構造を橋梁に応用した初の事例であり、他に類を見ません。」
––– ドクター シー・リン・ミン (アラップ、プロジェクトリーダー)

アラップ独自の3Dソフトウェアを利用してソリューションを追求した末に、2本のらせんを接合する手法が浮上しました。このコンセプトは、3次元のデジタル・シミュレーションを用いることで生み出されました。

 

照明デザイン

アラップの照明デザイナーはDNAにインスピレーションを受けたこの構造を強調するために、多色LED照明を採用しました。外側の照明は、流れるような構造カーブを際立たせます。また内側の照明は、ガラスと鉄のメッシュで構成されているキャノピーを照らし、光の膜を作り出しています。らせんに取り付けられた白色の照明は、歩道を照らしています。

4か所の“展望プラットホーム”が水上に張り出しており、そこからは360度のパノラマビューを楽しむことができます。床部分のガラスからは、橋の下に流れる水を間近に感じることができます。

全長280mのヘリックス・ブリッジは、世界初の二重らせん構造の橋であり、マリーナ・センター、ウォーターフロント、複合リゾートのマリーナ・ベイ・サンズに直結しています。

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    ランドマークとなったこの橋は、DNAの二重らせんから着想を得ている

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    アラップの照明デザイナーは、DNAにインスピレーションを受けたこの構造を強調するために、多色LED照明を用いた