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長辛店ローカーボン・コミュニティー, 中国

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長辛店は、北京市で初のサステイナブル・コミュニティであり、急速に成長している同市内において最も重要な開発エリアの一つです。面積は500ヘクタールにおよび、計画人口約7万人のための将来的な居住エリア、商業エリア、環境に優しい工業団地(中関村)、オープン・スペースが含まれています。

アラップは、現地政府のサポートの下、北京市の都市計画設計研究機関と協働し、基本計画コンセプトおよび個々の敷地、建物、公共インフラの設計ガイドラインを作成しました。

基本計画コンセプトの策定は、将来的なビジョン、目標、パフォーマンス指標を明確に設定したサステイナビリティ・フレームワークに基づいています。様々な計画のオプションを提示・評価し、低炭素目標を達成するために、エネルギー、水、廃棄物、環境、生態、輸送に関する戦略と指標が設定されました。

長辛店は、北京市で初のサステイナブル・コミュニティ

この計画は、都市・地域計画国際協会(ISOCARP)の2009年度優秀賞を獲得しました。この賞は、ISOCARPが都市、地域あるいは研究機関を表彰する、最も名誉のある賞です。

「このプロジェクトは、低炭素開発のモデルとして、初期のサステイナブル・マスタープランの作成段階から法令整備までを確実にし、革新的な低炭素ゾーニング規定を整備することで、気候変動の問題に取り組むべく、今後は中国で増加するであろう計画の、先駆的なケーススタディです」と、アラップのスタンリー・イップ(都市計画・開発ディレクター)は述べています。

アラップは本プロジェクトで、サステイナビリティの取り組みに社会的な側面を組み込むことの重要性を認識していました。そのため現地の状況を理解した上で、既存の社会構造、文化、伝統的な生活様式を維持できる計画を実行しました。本プロジェクトは、エネルギー効率、環境適合性、経済成長、社会の調和を達成するために、クライアントと北京市両方の環境、社会、経済的なニーズのバランスに配慮されています。

持続可能性目標を満たす

アラップは、敷地計画、エンジニアリング、建物、景観生態系、水、廃棄物、エネルギーに関する設計要件をまとめた一連の低炭素ゾーニング規定と、サステイナブル・ガイドラインを作成しました。

中国の現行の法律は、容積率、建ぺい率、セットバックなどの敷地に関するパラメターを重点的に定めていますが、エネルギー低減、水資源リサイクル、廃棄物管理といった低炭素計画目標などに関しては十分に整備されていません。従って、中国では設計者が低炭素化に取り組むことが重要であり、革新的なアプローチが期待されています。

本プロジェクトでは、全体的かつ総合的なサステイナブル・フレームワークや、定量可能な20の指標を採用しました。アラップが開発した設計ツールのSPeAR®ダイアグラムは、利害関係者にコンセンサスを取るために使用されました。アラップの新たな試みは、持続可能性目標および指標に基づいて策定された北京で最初の企画提案として、北京市当局によって高く評価されました。

設計提案の間、アラップはゾーニング規定に基づいたある一定の街区レベルでのサステイナビリティに関する目標が、確実に達成されるために街区の各ブロックのレベルで、個々の敷地における達成目標と技術的要件をモデル化しました。その結果、新しい特定エリアのゾーニング規定を法律に組み込むこととなりました。 本プロジェクトは、エネルギー、水、廃棄物に関するパラメターを設定した低炭素ゾーニング規定が試験的に中国の法律に組み入れられた、最初の事例になります。