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イケアはこの10年、日本における販売網を急速に拡大してきました。本プロジェクトは日本における７店舗目の建設プロジェクトです。
アラップは調達準備段階から竣工引渡しまで、プロジェクトマネジメントおよび構造、設備のアドバイザリーをおこないました。床面積約9万㎡の新店舗は内装含め約11か月の短工期で完成しました。
新たな調達方法
イケアは、設計施工者をプロジェクトのより早い段階から参画させることによりさらに時間とコストの改善できないか、という考えのもと、今回新しい施工者調達方法を模索していました。
検討の結果、「ミニマムパッケージ」（必要最低限の情報）による基本設計により設計施工業者を調達する2段階選定の手法が導入されました。これにより設計施工業者独自の技術力や施工方法を最大限に活用することができました。
防火基準の統合
イケア人命を最優先しており、本プロジェクトでは日本の法令に加え、米国のNFPA（全米防火協会）基準がイケアの建設マニュアルに追加して適用されました。NFPAは排煙やスプリンクラーなどいくつかの点において日本の法令より厳しい基準となっています。
アラップとイケア、第三者の防災コンサルタント、および設計施工者との連携により、NFPAと日本の法令そしてイケアの建設マニュアルが統合されました。
