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Kansai and Osaka International Airports Privatisation, 大阪府

空港のビジネスモデルを、あらゆる側面から包括的に分析

2016年、関西国際空港と大阪国際空港の運営権は、オリックス株式会社、ヴァンシ・エアポート、関西の現地企業から成る、関西エアポート株式会社(コンソーシアム)へ売却されました。本案件における取引総額は、日本で過去最大となりました。

同年4月、関西エアポート株式会社は、国営の新関西国際空港株式会社(NKIAC)から、44年間の契約で空港の運営を引き継ぎました。

アラップは、NKIACから指名され、技術アドバイザーとして、売り手側デューデリジェンスを引き受けました。空港のビジネスモデルを、あらゆる側面から包括的に分析するレポートには、航空事業収入、広告収入および運営費、空港プランニングおよび設備投資、並びに環境評価と資産評価が含まれました。

大規模インフラのコンセッション事業に際し、国外企業からも入札を募ることは、本事業が日本初のケースとなりました。アラップは、多岐に渡る専門知識に加え、国外空港におけるコンセッション契約の経験を活かし、日本国内企業と国外企業、両者にとって適切な方法で情報を提示しました。

オフィスやチーム間の協働

本プロジェクトは、アラップのグローバルかつ多分野に及ぶチームの協働により、進められました。東京事務所に加え、投資家向けアドバイザリー業務、空港開発および環境チームは英国から、航空インフラチームは香港から参画しました。

関西国際空港と大阪国際空港は、東京の空港に次いで日本で2番目に栄えており、2015年の年間利用者数は3,800万人に上ります。

本プロジェクトは、IJGlobal Awards 2016において、Asia Pacific Airport Deal of the Year賞を受賞しました。