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Neturen Ibaraki factory; Neturen Ibaraki factory;

ネツレン茨城工場, 茨城県ひたちなか市

施工の品質確保、適切なプロジェクトコスト管理の実現

茨城県ひたちなか市の工業団地に建設された高周波熱錬株式会社の茨城工場は、クライアントの北関東地域におけるハブ工場として2013年7月に竣工しました。

工場とオフィスからなる建物は、東西に大きなキャノピーを備えた90m×60mの矩形となっており、延床面積約9,000m²の規模を誇ります。工場ではクライアントのIH技術により建設機械部品・自動車部品等の熱処理を行っています。敷地に対し北側に配置された建物は、将来的な需要の増加にも柔軟に対応すべく、敷地南方向への増築を可能とする計画となっています。

アラップは本プロジェクトの企画段階から参加し、プロジェクトマネジメント、構造・設備のテクニカルアドバイザリー業務を竣工に至るまで一貫して提供しました。このプロジェクトはスケジュールがタイトであったため、工程を円滑にすることが最も挑戦的な課題でしたが、アラップはプロジェクトの適切なフローを構築・管理することでこの課題を解決しました。

解決手法としては、与条件を的確に整理すること、入札による設計施工者の選定、設計・施工上のプロセスをルール化し、またルールに基づいた進捗のモニタリング、的確なテクニカルアドバイス等を行い、プロジェクトを効率的に進めました。これにより想定スケジュール内にプロジェクトを納めることに貢献したばかりでなく、施工品質の向上、コスト管理という面においても貢献し、結果としてクライアントに満足度の高いサービスを提供できました。

茨城工場は2013年11月に火入れ式を迎え、2014年に本格的な稼働を開始しました。