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Neuron(ニューロン):AIスマートビルプラットフォーム, Greater China

「デジタルブレイン」でスマートビルディングを強化

暖房、換気などの空調(HVAC)システムによって、年間を通じて快適な室内環境を整えることができますが、それには多くのエネルギー消費と温室効果ガスの排出を伴います。

例えば香港では、4万棟の建物はエネルギー効率が良いと言われていますが、その半数以上は、居住者に健康上のリスクや、換気不足や室内温度の問題による不快感をもたらす「シックビルディング」と言われています。

建物は、より効率的、快適、かつサステイナブルな環境を提供する「スマート」なものになれるのでしょうか?

Neuronとは?

Neuronは、アラップの建築的な専門性とデジタル分野の知見をIoT、AIと統合し、スマートビルディング向けの「BIM+IoT+分析」のプラットフォームとして開発されました。

建物内のさまざまなシステムと機器を連携させ、クラウドベースで集中管理を行う制御装置として、運用および保守を効率化します。

Neuronは、スマートビルディングの概念を新しいレベルに引き上げ、建物の設計、施工、管理、運用、および保守の方法を変える総合的なソリューションです。建物の省エネルギー化を実現するだけでなく、居住者の健康と安心に焦点を合わせた、より良い屋内環境を作り出します。

NeuronがIoT、AI、BIMによってどのようにサステナビリティを実現したかについて紹介しています

プロジェクトOveは、BIMを介して仮想の人体を生成するという、アラップの社内プロジェクトとして造られました。

スマートビルディングの「デジタルブレイン」

建物は、人体に似ていると考えられます。データを豊富に保有する、建物の機械・電気・配管などのMEPシステムは、人体における「呼吸器」や「循環器」のようであり、構造体や外装は「骨」や「皮膚」のようにみることができます。Neuronは、外部環境の変化や、内部の異常に対応するためにシステムを調整する「脳」にあたります。

 

 


Neuronはデータを活用することにより、従来のビル運用管理法を新しい「スマートビルディング」の時代へと導きます。

AIはスマートビルディングをより「スマート」にします

Neuronは5Gにも対応。IoTで得られる情報や、ビッグデータなど、高度なデータ分析機能を備えています。特徴的なのは、AIの機械学習機能を備えており、データ分析や傾向分析にとどまらず、将来のエネルギー需要予測、建物システムの最適化、故障検出、故障予測に基づく保守を自動的に実行できる点です。こういった意味で、Neuronは変化し続ける建物環境を感知し、ビル運用担当者の判断を待つことなく、エネルギー効率と屋内環境の改善を行うことで、従来の運用方法を変える可能性のあるシステムなのです。

空調設備の冷凍機の時刻データから学習して、Neuronは先の冷房負荷を予測し、最適な運転設定を自ら計算します。

Neuronはアラートを受信して処理をするのではなく、予測機能および自己学習能力に基づき、建物内の状況に積極的に対応します。 ”

建物の既存3D BIMモデルと統合することで、Neuronは建物のパフォーマンスを透明化し、よりわかりやすく視覚化します。

3D BIMは建物のパフォーマンスをわかりやすく視覚化します

Neuronの直感的でカスタマイズ可能な操作画面は、ユーザーに使いやすい環境を提供し、建物の効率を向上させ、運用ワークフローを最適化します。もっとも革新的な特長の一つとして挙げられるのは、建物の管理システムおよびHVACシステムからBACnetとModbusを含むオープンプロトコルを通じて、リアルタイムかつ自動で取得するデータと、BIMとの相互連携です。


ヒートマップ表示機能を備えたデジタルツインは、エネルギー消費量や利用人数、異常検知といった建物内の包括的な情報を分かりやすい形で提供します。

ダッシュボードを介して必要な情報のパラメーターや統計が視覚化されるので、建物管理者はわかりやすい建物の運用データを活用することができます。さらにBIMによって建物内のシステム状況のリアルタイム監視が向上し、環境の変化を検知することで建物内の異常やしきい値を超えた場合に迅速に対応し、エネルギー消費を削減できます。


香港初のAI対応、データ駆動型の高層ビル

香港初のAI対応、データドリブンの高層ビル

Neuronはすでにいくつかのパイロットプロジェクトに適用されており、香港では、One Taikoo Placeに導入されています。One Taikoo Placeは、デベロッパーであるSwire Propertiesによって開発された最新の最高級グレード48階建てのオフィスで、香港初のAI対応、データ駆動型のスマートビルです。

また、改修によって、2008年の北京オリンピックの水泳競技場であった「ウォーターキューブ」にもNeuronが導入され、運用が大幅に改善されています。 例えば、エネルギー使用量の最適化と予知保全により、最大25%のエネルギー削減の実績があります。さらに、北京では大気汚染が重要な問題になっているため、建物内に配置されたIoTセンサーのネットワークが屋内の空気の質を継続的に監視、データを収集し、建物システム運用の最適化を補助しています。


「Neuronを実装することで、One Taikoo Placeは香港初のAI対応スマートビルになりました。 データ駆動型の建物運用と資産管理における継続的な取り組みにおいて、間違いなく重要なマイルストーンになったと言えるでしょう。 」 ” Raymond Kwok Project Manager, Swire Properties

AIによる健康スクリーニング・ツール

新型コロナ禍から日常へ戻ろうとする中で、私たちはNeuronの新しい機能を追加しました。公共空間や商業空間の中から、高熱がある人を特定するのです。高熱は新型コロナの症状の初期の症状の一つです。

額の温度を効率的に測定できるサーマルカメラを追加し、体温が高い人を見つけ、より詳しいチェックができるように選別します。

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