ソニーシティは、地上20階建て、約16万㎡の延床面積を持つ高性能オフィスビルです。幅100mx70m, 高さ100mという巨大な直方体形状のこの建物は、ダブルスキン・ファサードと一体化した剛強な外周斜め格子架構を免震構造と組み合わせることによって、高い耐震性能を実現しています。
使用鉄骨量は約3万トン(約1,000トンの鋳鋼を含む)、地下部には200基の免震装置と40基のオイルダンパーが設置されており、ほとんどの地震エネルギーはオイルダンパーによって吸収されます。全ての架構部材は、建物供用期間中に起こりうる最大級の地震によっても降伏することがないように設計されています。
オフィスビルとしての卓越した構造設計と統合的なファサード設計により日本免震構造協会賞(2008年)を受賞したこの建物において、アラップ ジャパンは、構造設計・監理とファサード・コンサルティングを担当しました。
プロジェクト概要
16万㎡ 延床面積
100m高さ
20階地上