言語の変更
JA
; ;

昂船洲大桥, 香港

世界で2番目に長い斜張橋

ストーンカッターズ橋は世界で2番目に長い斜張橋で、主スパンは1,018mにおよびます。橋はランブラー海峡を横断しており、葵涌(クワイチュン)コンテナ・ターミナルの入り口にあたります。ここは世界有数の、活気あふれる貿易の中心地であり、香港のランドマーク的な玄関口となっています。

全長1.6kmのこの橋は、長沙湾と青衣島を結ぶ産業道路として両側3車線を有しており、7.6kmの高速道路8号幹線の中心的存在です。この道路は国際空港と西九龍の都市部エリアを結ぶと共に、コンテナ・ターミナルもつないでいます。

この橋は独特なフォルムをしています。1,018mの主スパンは鋼構造で、コンクリートとステンレスで造られた高さ290mの2基の主塔に支えられています。幅員53mの床版は、両サイドに流線形をした箱型形状の主桁を渡し、横桁でそれらをつなぐことで形成されています。1,000mを超えるスパンの斜張橋は世界に2つで、ストーンカッターズ橋はその1つです。

大規模な橋ゆえ、橋のあらゆる部材を設計通りに確実に納めるために、寸法を正確に管理する必要がありました。とりわけコンクリートの打設中、プレハブの組み立て中、デッキを構成する大きな鉄骨部品の組み立て中に、極めて綿密な管理が必要となりました。

これほどロングスパンで、かつ台風の強風にさらされる橋を設計することは、アラップの設計チームに多くの課題を突き付けました。現地に吹く風のパターンを分析し、そこを往来する船舶への影響の緩和も考慮する必要がありました。また、船舶の航行への混乱を最小限に食い止めながら、大規模で高さもあるこの橋の建設を行うことも大きな課題でした。

本プロジェクトで最も難しかった点は、橋のさまざまな要素間の調整でした。全てにおいて抜かりなく進めるために、仮設工事と本設工事、現場と工場の緊密な連携を行いました。

大規模建設を管理する

これほどの長スパンを持ち、かつ台風の強風にさらされる橋を建設することは、アラップの設計チームに多くの課題を突き付けました。チームは、現地の風のパターン分析や、航行する船舶への影響を緩和も考慮する必要がありました。これほどまで大規模かつ高さのある橋を建設すること、それによる船舶の航行への混乱を最小限に食い止めながら行うことも、大きな課題でした。

大規模な橋ゆえに、あらゆる部材を設計通りに確実に納めるために、寸法を正確に管理する必要がありました。従ってコンクリートの打設中、プレハブの組み立て中、デッキを構成する大きな鉄骨部品の組み立て中に、極めて綿密な管理が必要となりました。

本プロジェクトで最も難しかった点は、橋のさまざまな要素間の調整でした。全てにおいて抜かりなく進めるために、仮設工事と本設工事、現場と工場の緊密な連携を行いました。