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最新医療設備の癌センター、2012年にオープン


4 10月 2011

ホプキンス・アーキテクツとアラップが設計を行った、マクミラン癌センターが来年開業

現在建設中の1億ポンド規模の大学病院付属マクミラン癌センターは、PET/MRスキャナーを有する数少ない癌センターとなります。この計画には、世界中から集められたベストプラクティスに見られる模範的な指針が取り入れられました。自然光を有効に活用しているのが設計の大きな特徴です。この癌センターは、患者とその家族、そして彼らをケアする職員に、患者の立場に立った専門的かつ総合的なサービスを提供します。英国で初めて、世界でも数少ないPET/MRスキャン設備も備えています。

2012年4月に開業する癌センターの建設は2008年に始まりました。15,000㎡のセンターは迅速な診断に特化した施設となっています。一方で、無菌室、画像処理、診療、採血室だけではなく、外来診療や治療施設、休憩スペース、患者の憩いの場なども備えています。

アラップ・アソシエイツのダイレクター、マイク・ブースは以下のように述べています:

「この癌センターでは、患者が治療を受けるに最適な施設と環境を提供します。我々には、公共・民間問わず、医療福祉施設において多分野の融合と経済的な合理性を実現させてきた実績があります。このプロジェクトにおいても、優先事項の一つとして、持続的な経営が可能な経済的合理性の一方で、BREEAM (ブリアム) のexcellentを達成できる施設とすることが挙げられました。」

設計においては、CADモデリングが構造、デザインを通して、大きな役割を果たしました。アラップは構造、機械、電気、設備、音響、防火、サステイナビリティ、照明の各エンジニアリングを行いました。

アラップはまた、救急車の車寄せからサイクリング、身障者用駐車場の計画まで、交通施設に関するアドバイスも行いました。