米国と日本の双方の広告業界において、リーディングカンパニー同士のJVであるTBWA╲HAKUHODOの新オフィスは、元ボウリング場だったビルの2フロアに入居しました。既存のボーリングレーンは、2層吹抜けの、ワンルーム形式のオフィス空間に生まれ変わりました。
上階には来客用のエントランスのほか、ラウンジや会議室が設けられています。エントランスからは大きなガラスを通して下階のワンルーム形式のオフィスを一望することができ、高い機密性を保ちつつ、来訪者にTBWA╲HAKUHODOの創造力をアピールすることができるようになっています。
オフィスの中心部に置かれた “ディスラプション(創造的破壊)・コート”には大きなカフェカウンターやテーブルがあり、元々異なる2つの会社の社員のコミュニケーションを促す場となっています。また、オフィス空間には、個別オフィスや会議室などの用途を持つ7つの箱が点在し、独特のランドスケープをつくり出しています。
このプロジェクトは外部からも高い評価を得、2007年日経ニューオフィス推進賞を受賞。その中でも最も創意と工夫にあふれ、快適かつ機能的なオフィスとして認められ、経済産業大臣賞およびクリエイティブオフィス賞を授与されました。