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日本で鉄道関連業務を開始します

Keiko Katsumoto Keiko Katsumoto East Asia Press Office,Tokyo
8 10月 2018

アラップは鉄道関連業務を日本で開始します。この分野で国内外の経験が豊富なアルベルト・バトイスが、このたび東京事務所で専門チームを立ち上げました。

日本政府のインフラ輸出に注力する方針や、日本企業の皆様とともにアラップが携わってきたプロジェクト実績を受けて、このような事業展開の運びとなりました。日本企業とアラップとの協働プロジェクトとしては、東南アジアではバンコクの新都市鉄道レッドラインやホーチミン市のメトロ1号線、シンガポールでの2路線などがあげられます。

バトイスはシンガポール事務所から東京事務所に所属を移し、専門チームを設立しました。今後は日本を基軸に事業を展開していきます。「日本の鉄道・インフラ整備に携わる企業の皆様は、すばらしい技術と経験を有しています。その広い知識を世界の鉄道業界でさらに活かすために、アラップは海外展開を行う企業をサポートする目的で日本にチームを構えました。私たちの技術力や実績が、クライアントのニーズに応えられると考えています。」とバトイスは語っています。

待ち望んでいたバトイスの日本への異動が実現したことで、政府のインフラ輸出政策を実践される企業の皆様に対し、今後はよりクオリティの高いサービスを提供できると確信しています。本人はヨーロッパと日本の両方の鉄道業界とビジネス慣習を熟知しており、豊富な経験にもとづいて、総合的な技術力で、活発な組織をつくり、率いることでしょう。鉄道に係る運営、設計、建設、部品供給に携わられる方々と、国境を越えてのビジネスチャンスを生み出す促進力となるはずです。 ”

小栗 新 東アジア事業部 取締役 | 日本における代表者

アラップでは世界各地の事務所どうしが密に連携をとりながら、業務を遂行しています。新たに設立された日本のレールチームは、社内ネットワークを利用することで、土木とシステムの両方の鉄道エンジニアリング設計業務やアドバイザリー業務を提供していく予定です。

アラップのレールチームの社内ネットワークは、強い絆で結ばれており、日本のチームとも協働していきます。世界で活躍されている主要な企業や団体のニーズに沿った提案をしていく上で、日本のレールチームは日本の企業や技術に関わるサービスを提供していきます。 ”

TC Chew Director

鉄道に関するエンジニアリングとコンサルティングの両分野において、バトイスは約20年におよぶ国際的な経験を有しています。そのうち10年は日本の鉄道業界にも深く関係しています。鉄道信号システムのエンジニアとしてイタリアで実務を経験した後、オーストラリア、日本、香港、シンガポールなど多くの国でプロジェクトに携わりました。2016年にアラップに入社し、シンガポール事務所のレール・システムチームを率いて実績をあげてまいりました。今後はその技術力を日本に関わるプロジェクトで発揮していく所存です。