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AIG Nagasaki building; AIG Nagasaki building;

AIG長崎ビル, 長崎県長崎市

眺めの良いオープンプランのワークスペース

AIGグループの延面積21,600㎡、建物外形100m x 40m のオフィス、コールセンター、研修施設を有する新築5階建て施設です。

建物は歴史ある長崎市出島地区の、造型豊かな公園に囲まれた人工島に所在し、県立長崎美術館の隣に運河をはさんで位置しています。施設は周囲の公園と港の眺望をさえぎることのないオープン・プランのワークスペースを約2,000人からなる従業員に提供します。

建物は南北方向に配置され、中央にエントランス、エスカレーター、トイレ、機械室などのコアスペースを包有します。全体のボリュームは北に向かって一段下がっており、最上階の研修室およびカフェテリアから続くルーフデッキとなっています。東西面のファサードは高性能のガラスカーテンウォールで、アルミの縦ルーバーとキャノピーが日除けとなり床面への太陽光の照射量を調整します。北側に位置する二層ガラス張りの「シビックホール」はイベントスペースとして地域の活動のために供されます。

アラップは2003年11月に、プロジェクト・マネジメント、および建築・構造・設備の基本設計業務をクライアントから依頼されました。プロジェクトマネジメントチームのもと、意匠のサブコンサルタントを含む社内設計チームによって基本設計が進められ、クライアントおよび長崎アーバンデザイン専門家会議の了承を受けました。プロジェクトマネジメントチームは引き続いて設計施工業者の入札・選定・契約業務を行い、社内設計チームによる定期的なレビューを含む実施設計・工事の全体的なマネジメントと監修を行いました。

プロジェクトは2005年11月に竣工し、竣工式ではプロジェクトが予算通り、工期通りに高品質で完成したことに対して、クライアントより感謝の意をいただきました。